HACCPの相談

友人の社労士さんの紹介で、とある嗜好品メーカーの方からHACCPの相談を頂いています。最近食品業界の方からの相談も多くなっているのですが、みなさん気になっているようですね。

「日本の食品の安全性を高めて輸出を後押し!」「2020年に向けてHACCP義務化か!」と昨年末厚労省の発表があってからはや一年・・・来年には食品衛生法の改正となるか気になるところです。

HACCP(ハサップ)って?

※ハセップと発音する団体もありますね。

HA:Hazard Analysis
CCP:Criical Control Point

事業者みずから、HA(危害要因)を把握・分析し、全工程においてその危害要因を除去・低減させるために、特に重要な工程を管理し(CCP)、製品の安全性を確保しようとする手法です。

これまでの衛生管理を基本としつつ科学的根拠に基づき、HACCPの原則に即して体系的に整理し、「食品の安全性確保を見える化」しようとするものなのです。

私・・分析大好きです。ついついHazardの検出に力を入れてしまいます。いかんいかん・・

HACCPの導入

現状中小企業でのHACCP導入状況は35%にとどまっているそうです。

やらなければならないと思っていたり、関心はあるが面倒、難しい、そもそもどうやったらいいかわからない・・ということかもしれませんね。「施設を改善しないと?」「設備新しくしないと?」などのような不安もあるのかもしれません。

実はそれほど難しいことではなく、私がコンサルティングするときはお客様の現状分析から、無理のないソフト面からの改善をご提案しています。規格認証の補助金もございますので、補助金を使ってチャレンジしてみるというのも一案ですね。

今後法整備やガイドライン等の動向もしっかり確認していきたいと思っています。

この記事を書いた人

行政書士 石井亜由美

薬事、建設業の各種許可申請・QMS・ISO等でお困りでしたら、お気軽にご相談ください

現時点で課題が漠然としていても構いません。「どこに、どんな風に相談して良いか分からない」という企業様の支えになることが弊所のモットーです。一緒に課題解決の方向性を見つけていきましょう。